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no title 18
雨に足を浸して
僕はまだ眠っている
空はいつのまにかみずうみみたいに
ゆらゆらとして
まぶたをやさしく押さえてくる

うたごえが聞こえる
きみのソプラノがアルトになって
僕のこもりうたをうたっているのかしら
こんなに眠たいのは
僕が足を夜に差し入れたから?

ねぇ、僕等は何処で目覚めるのだろう
手のつなぎかたがわからないね
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2007.05.31 14:12 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 17
お月さまがみえます
お星さまがみえます
僕は眼鏡をかけて
喉仏を神さまに捧げました



ひとりぼっちのひざこぞうが
しくりしくりとないている



さよなら
ぼくはまだ きのうにいます
さよなら



むつかしいことばで
風の流れをいうから
僕はおいてけぼりで
座り込んだままだよ



ポケットのなかに入れておいた僕の大切な卵が、
かかとと同じ硬さで踊るので
かすれたソプラノで子守唄をうたいました。
2007.05.21 23:47 | ぽつぽつ | comment[0] trackback[0] TOP↑
た : 退屈
あくびのおうさま
空気をみずいろにかえて
あくびのおうさま
バスタブを王国にかえて
2007.05.17 17:08 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
そ : 曹達
ぱちぱち弾けるあわになって
僕は夏の準備をはじめる
風をつかまえたカァテンのふくらみを
真似てつくったあさって
透明な硝子壜に
閉じ込めた歌声
青いリボンをかけて海にながした
きのうのうた
曹達水の向うにみえる世界が僕をつくって
足の裏でやわらかさをかえてゆく
空は神さまの手のなかで未だやわらかく息をして
そうして弾けた曹達、僕
2007.05.17 17:07 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
せ : 背骨
背骨をひとつひとつ取り出してゆく親指と人差し指の爪を光らせる蛍光灯のあかりが途切れ始めた真夜中の手前に僕はそっと秘密の箱を開いている。
2007.05.06 18:49 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
す : 水筒
紅茶をあげるよ
きみに
きょうはよく はれたから
青い水筒
ぼくの
肩からとんとんとゆれて

紅茶をあげるよ
きみに
だってきみがすきだもの
青い水筒
ぼくの
手のなかでかたむく

紅茶をあげるよ
きみに
おさとうをいれたの
青い水筒
ぼくの
紅茶をきみにあげるね
2007.05.06 18:48 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
し : しかく
ぼくたちはしかくいはこのなかで
ちいさく
かたちをうしなってゆくのだろう
きみの
ひざこぞうとぼくの
ひざこぞうがくっついたとき
よるがはじまるかもしれない
そらをのみこむかもしれない
しかくいはこのなかでぼくたちは
2007.05.04 20:38 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
さ : さんかく
肘を正三角形に嵌めて
夜を待っている
星座をなぞる小指
かたどった肘の角度を確かめて
神さまはほっと息をつく
おやすみ
2007.05.04 20:37 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
こ : 紺
足の爪から染まってゆく
ぼくは紺色になるために生まれてきたのだ
じわじわと染み出したさよならが
地面に吸い込まれるのを眼で追うことも
そのうち忘れるのかもしれない
手足の感覚はしごく曖昧で
ただぼくは紺色だった
空にとけるのも
海水にまざるのも
三日月の縁取りをして
さいごにみえなくなるのも
ぼくが紺色であるということ
きれいに発音された消失を
ぼくは風の中で両手に包んだ
2007.05.01 22:11 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
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