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け : けむり
すいこんだ朝を
あさがおに吐きだして
ぼくは空にけむりをあげる

細くて白い けむりは
風邪を飲み込もうとして
一瞬 透明に近付いた
南風ばかりを探して
道に迷ったぼくの
ちゅうくらいの靴が
まだ まだ と音をたてる

ここはどこだろう
ぼくはまた
けむりを吐きだして
道に迷ってあそんでいる
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2007.04.30 23:48 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
く : クリスマス 
サンタクロースの帽子を被ったピエロ
黒い長靴をはいた道化師
空を食べた雄の三毛猫
明日消えたトナカイ
夜を造った梟
ぼくを忘れたあさって

みんな詰め込んだ白い袋、
逆さまに落としてメリークリスマス、
叫んだ夜明け
2007.04.29 23:59 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
き : 傷
かさぶたを頂戴
それで地図をつくるのよ
わたしはどこにも行きたくないから
わたしはなににもなりたくないから

かさぶたを頂戴
それで地図をつくるのよ
だって連れて行ってくれないもの
こんなに望んでいるのに

きっとあなたはくれないのでしょう
きっとわたしは行かないのでしょう


わたしは地図もないまま死ぬのでしょう

かさぶたを頂戴
2007.04.26 18:34 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
か : からす
くろいはねの
いちまいいちまいを
こまかくふるわせて
ぼくをよぶ からす

ぼくははっかのあめだまを
したでつぶして
せなかのほねをたどってゆく
もしかしたら
からすのはねの はえるかもしれないほねをさがして

しんどうがくる
からすがぼくをよぶおと
はねがふるえるかいすうが
ぼくにははっきりとわかる

つめがいつもよりのびている
もうはじめたんだ
からすによばれた ぼくのからだが
ふるえるしたくを している
2007.04.26 18:31 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
お : 温度
僕の指はつめたくかたまって
爪は夜の始まりに浸かっている
間接は短く音を立てては急かすけれど
それはいつまで聴こえるんだろう
耳をなくしてしまったうさぎみたいに
跳ぶことを忘れて
椅子の背凭れをくりぬくのも
くるぶしを通る血管をなぞるのも
そうして土の匂いを覚えることが
僕のきのうであさってで
眼だけが 熱を持って涙をながしている
2007.04.22 22:19 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 16
此処に花が咲いて、
蒼い花が咲いて、
僕は指を拡げて、
鳥の陰が落ちた目蓋を閉じる、
微かに聴こえてきた歌声の、
旋律を耳に巻き付けながら、
覚えた喉の震えを、
紺のインクで書き留めた、

足跡が、其処で花を咲かせて、僕は、腕を拡げて、緩やかな、波を思い出している。
2007.04.22 19:16 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 15
そこまでは、ゆけない



あしのうらがつめたくなってきた、
たぶんぼくはよるとひとつになろうとしている



どうしてかなんてしらない
かってにふるえるんだ
のどがすこしずつ かたさをかえて



ないてばかりいるぼくたちの
頬はすこしやわらかいのかもしれない



鳩の羽根を集めて僕は
2007.04.12 03:52 | ぽつぽつ | comment[0] trackback[0] TOP↑
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