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え : 絵本
そらいろ、
よるいろ、
みかづきいろ。

きれいなはっぱ、
とおくのおふね、
ぼくとかいぞく。

きのうのあさ、
あさってのゆうがた、
おとついのおひる。

まぁるいおはな、
あまいあめだま、
ちいさなあめつぶ。

とんがりぼうし、
てじなのぼうし、
たんていのぼうし。

ぜんぶぜんぶ、ぼくのひとさしゆびとおやゆびと
それをのっけたひざこぞうのうえから。





(もうひとつの、絵本の空想)
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2007.03.30 01:19 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
う : 海
きみの手のなかで、くじらが泳ぐ
ぼくの耳のなかに、くらげが浮ぶ
そうしてこぼれた うみ、が、
ぼくたちの呼吸をすいとってゆくのだろう
舌、が、
背びれをなぞるように
みつけられない眼 のうちがわで
波がしずかにかたちをかえている
それはぼくたちのひざこぞうをつくりあげて
そうして雨をふらせているのだろう
2007.03.29 15:39 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 14
ぼくはべつに おとなになりたいんじゃない



さよならさえ いえたらいいんだ



つちふまずに夢を押し込んだりしている月曜日



釦がとれたよ
ポケットの釦がとれたよ



ものがたりのなかで息をしているひとたちが
うらやましくて泣いているのは
じょうずにうたえないぼくの喉が
ふるえることに不器用だからだ



ゆびわがぬけおちて
ただの小指になってしまった小指
2007.03.26 22:16 | ぽつぽつ | comment[0] trackback[0] TOP↑
い : 椅子
僕は小さな椅子に座る
膝をまげてかかとにちからをいれて
きのう僕は王さまだった
さっき僕はチューリップだった
小さな椅子の上で

椅子の下で世界がうずまく
てのひらをあててみれば
風をかんじることができるし
膝をのばせば足のうらをちょうちょがくすぐる
すこしまえ僕はハーモニカだった
もっとまえ僕はおひさまだったんだ
小さな木の椅子の上で
2007.03.26 22:06 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
あ : 朝
しかくいまどからせかいがはじまる
まぶたのしたでくるりとうごいためが
きぼうとすこしのぜつぼうをにじませ
あしのゆびをゆっくりとうごかしている
ひたいがすいこんだあさひ
のどでおとをならすかぜ
ゆめできこえたうたをわすれて
もちあげたうでのさきでつめがひかっている
2007.03.26 21:59 | あいうえお | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 13
ぼくはちいさないきものでした
あさのひかりのなかでうたをうたい
かぜにふかれながらひるねをし
だいだいのゆうひをみつめながらなきました
ほしぞらはいつまでたってもとおく
ぼくはちいさないきものでした
ながれぼしにうたをおそわり
つゆくさにさよならをおそわり
とおくできこえるふえのおとにあこがれて
こいしをあつめながらあしぶみをする
ぼくはちいさないきものでした
しらないことばでつむがれた
とおいくにのものがたりのゆめのなかで
ぽろぽろとなみだをながしている
ぼくはちいさないきものでした
2007.03.26 19:07 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 12
音の無い夢の中で僕は空に溺れていた。濃紺はしごくゆっくりとたゆたっており、息を止めた僕の身体に入ってくる。星はきら きらと時折指を鳴らした。ポケットに入れた筈の蛍石がみあたらない。緩く痺れる指は綺麗に曲がらず、だから巧く見付けられないのかもしれなかった。ふ、とひとつ息を吐き、鳩の羽ばたきを思い浮かべる。彼等は何処で眠っているのだろう。つま先がつめたい地面に触れたのを感じ、僕は絶望して夢から覚めた。
2007.03.21 21:33 | ひとりごと | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 11
かみさまを、みつけたよ



ぼくはとなりでいすにすわって
きみはとおくでそらをみている



知らないあいだにぼくのくるぶしはかたちをかえて 飛び立つ準備をしている



きこえる音のかたちに指をまげて
それでも歌がきこえないなら



ぼくはまだしらない
さよならのいいかたと
おはようの棄てかた



きみはまだ、さみしいの、



ベッドのうえからみえるおつきさまを
ひだりてにおさめて
夜にキスして



ちがう、ぼくはもっと
やさしくなりたいのに
2007.03.21 01:24 | ぽつぽつ | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title10
ぼくのまえがみが
まぶたのうえで
そわそわとゆれて
ぼくのまつげが
おひさまのしたで
ほっぺたにキスをしそうな
そんなあじのする
アップルパイを
きりわけた
ほそい ナイフが
きら きら と ひかる
ぼくはめをとじて
そうぞうする
よるのはじまりをしらせる
ランプのかおり
あさをみつけた
はとのはばたき
いつか
ぼくははだしになって
みどりのはっぱのうえをあるいた
あしのゆびのあいだで
くさのにおいをさせたつちが
ぼくをずっと
ちじょうにとどめている
2007.03.19 16:14 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 9
小指に咲いた蒼い花が僕をここに留めている



きみに会った日
ぼくがひとりぼっちになった夜



そのうさぎのぬいぐるみは
ぼくのゆめのなかで
うたをうたって
ねているぼくのうでのなかで
ながいみみを からませている



たれかに宛てた手紙が
そうっと夜空をとびまわり
僕は部屋の窓からそれをみている



季節はずれの曹達に
チョコレートを沈ませた真夜中
2007.03.16 00:08 | ぽつぽつ | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 8
オレンジジュースばかり飲んでいる
明日、足の指は爪に橙を灯して
太陽が背伸びをする頃、膝はぱちぱちと歌い出し
紺色の幕が星をさげ始めれば、僕の眼は世界をオレンジ色にみせるのだろう

舌で八重歯を撫ぜて
僕はオレンジジュースをついでいる
2007.03.07 23:16 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 7
ひとさしゆびで、窓をあける



雨をつかまえた朝顔
空をつかまえた水たまり



ひざこぞうに蜜蜂、
きみはてのひらを土に埋める



声を忘れてしまったよ
その鞄のなか、
右のポケット 君の夢のとなりに



雨に融けた僕が多分こうしていられる理由は



そこにいてよ
あと2センチ
手をのばすよ



さみ し い



おやすみを枕にしまって
あかりを飲み込んだ きのうの夜に
2007.03.05 20:38 | ぽつぽつ | comment[0] trackback[0] TOP↑
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