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no title 52
ぼくはあのこをおもいだしてた、
きおくをひらひらとただよわせたなみのなかで。
おなじふくをきて、おなじきもちをしたひとがとおく、ちかく、かたまって、ちらばってゆく。

ぼくはあのこをおもいだしてた、ずっと。
おもいだしてたんだ。

しんでいる、かれとかおをあわせた、あの無意識の一瞬、ぼくはさよならをいえただろうか。ひどく、あつい、あのなかで。こごえたひとたちのまんなかで。


そとはつめたい空気でもって、ぼくたちをひとりひとりとかしていった。


なぜだか、あんなに鮮明だったあのこのぼくをよぶこえが、あのよるからおもいだせない。
ちいさくてめをつむっていた。
まぶたをどんなにみつめても、めがあわない。めは、あわなかった。
こえがおもいだせない。
ぼくはあのこをおもいだしてた、ずっと、おもいだしてたのに。
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2009.03.18 22:31 | ひとりごと | comment[0] trackback[0] TOP↑
カントリー・マアムの誘惑
欠片が珈琲のなかに落ちたので、僕は泣いてしまった。
2009.02.05 19:29 | ひとりごと | comment[0] trackback[0] TOP↑
せんせい
せんせいへ

わたしはまだ せんせいときちんとおわかれをしていません
それが どこかでつまって ときおり
どうしようもなく こころが くるしくなる、

いつか、せんせいのくれた ひとつのことばを
わたしはずっとたいせつに しています
たれもおぼえてないような みじかいかいわで
わたしはほんとうに ほんとうに
ぼろぼろくずれそうな わたしを
くるんと つつんでもらったのです

せんせい
わたしはもしかしたら
せんせいのような おんなのひとに
なりたかったのかもしれない
わたしはもしかしたら
せんせいのような すてきなひとに
なりたかったのかもしれない

あこがれるひとは たくさん いますが
せんせいも その たいせつなひとたちの
ひとりです

せんせいのことを
ゆうがたの でんしゃのつりかわに
つかまって おもいだすとき
ひとごみを あるいている まひる
あしもとを みつめて おもうとき
わたしは ひどく ひとりぼっちのきもちになる、

せんせい、
2008.10.14 01:47 | ひとりごと | comment[0] trackback[0] TOP↑
あの家の夕食
ようようよう、
あのかたはそうやっていつも話を始めるのでした
わたしたちのそまつな夕食は
ろうそくのちいさなひかりでうつくしさを増し
ようようよう、
で始まるものがたりで
いっそう幸福を濃くするのです

さようなら さようなら
ものごとが白い食器に影を落とし
白い蝋がながれてゆく夜
うたをうたいました、
うたをうたいました
2008.03.24 18:29 | ひとりごと | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 12
音の無い夢の中で僕は空に溺れていた。濃紺はしごくゆっくりとたゆたっており、息を止めた僕の身体に入ってくる。星はきら きらと時折指を鳴らした。ポケットに入れた筈の蛍石がみあたらない。緩く痺れる指は綺麗に曲がらず、だから巧く見付けられないのかもしれなかった。ふ、とひとつ息を吐き、鳩の羽ばたきを思い浮かべる。彼等は何処で眠っているのだろう。つま先がつめたい地面に触れたのを感じ、僕は絶望して夢から覚めた。
2007.03.21 21:33 | ひとりごと | comment[0] trackback[0] TOP↑
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