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no title 57
僕等の夜が明けてゆく
紺が剥がれて僕に積もる
嗚呼きみのてのひら、そんなに

雲とキリン

雲とキリンが浮んでいたね
空は夜を剥がしてこんなに
きみのてのひら、きれい

明日 僕を連れて行って
雲とキリン
薄青、スカイ・ブルー、空色
そんなものをぼくは
短い爪で引っ掻こう、嗚呼
きみのてのひらがきれい
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2009.11.10 01:52 | くうそう | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 56
雨の中で噴水があがる
水滴が大気でひとつになる
風がやみ
ぼくらは ぼくらは、


揃いの靴を履いて歩いたね
よる と あさ の 境い目が知りたくて


雨を染み込ませた地面がそっと弾力を持ち
ぼくらの両足を飲み込もうとする
音もたてずに
ぼくらは ぼく ら、


知らないあいだに同じ背丈が
少しずつずれてゆくことに
気付かないふりで
知らないふりで

湿った夏を ぼくらのものに
秋がそっと風になって
ひざこぞうをなぜるだろうから

ねこぜのきみ
まえがみの のびたぼく
おなじくつをはいた ぼくら
ポケットに 貝殻
きみのひだりて には ぼくらのこいしを
ぼくのみぎて には ぼくらの朝顔を

そうして 湿った夏 を ぼく らの ものに
2009.09.07 00:00 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 55
それは
そらのあおをとじこめたみたいに

紫陽花

ぼくをそっとおしやる あおたち
あめをのみこむ ぼくの のど が
ぶきようにうごく のを
そっと みまもっていたね

あのひ
きみが
そっと
あおを
ながし
こんだ
ぼくの
みみに
さいた
紫陽花
2009.08.02 10:58 | くうそう | comment[0] trackback[0] TOP↑
恋を知らないかなしさについて
恋を知らないかなしさについて

あのこのなみだをすくいとって
のみこんでみたなら
ぼくは みんなのいう
こころのいたみ

しることができるかもしれない

あのこのえがおをまぶたのうちがわへ
そうっとのせてねむりについたら
ぼくは みんなのいう
ふわふわとした やわらかさ

しることができるかもしれない

あのこのまゆが ぎゅっとよる
そのしわの かたちを
じっとみつめて おぼえたなら
ぼくは みんなのいう
しあわせな しはい
というもの が
わかるかもしれない

うすい うすい オーガンディ に つつまれて
ぼくは恋を知らないかなしさを つぶやこう
2009.07.15 22:27 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
no title 54
ぼくはね、
あめのおとを きいてたよ
ぼくはね、きいてた
おおつぶの あめたちが
じめんにぶつかるおと
そうしてはねかえるおと
からだにしみとおる かみなりのおと
かみなり、ということばが
まるでなつみたいにひびく よるに
かみなりのおおきな おおきなおとを

そうしてぼくのからだをみたす
ゆうだち あらし そんなふうな おおきなくもたち
あめが あめ、が
ぼくをみたすみたいに
ぼくをこわすみたいに
ぼくをなくしていくみたいに ふる よるを
ずっときいていた
よこたわって
ぼくはね、
あめのおとを、きいてた。

2009.06.17 20:42 |  | comment[0] trackback[0] TOP↑
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